多汗症セルフチェック
汗の量ではなく「生活がどれだけ妨げられているか」を4段階でみる考え方(HDSS)と、 医師が確かめている観点に沿った12問です。いまの困り具合の目安、受診を考える材料、 あなたの症状に合う記事、病院で伝えるメモまで出します。
これは診断ではありません。気になる症状があれば皮膚科などの医療機関にご相談ください。
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困り具合を4段階でみる
汗の量そのものではなく、汗のせいで生活がどれだけ妨げられているかで測る。これが多汗症の重症度の考え方です。
- 1気にならない汗のことを意識せずに過ごせている
- 2がまんできるときどき困る場面はあるが、やり過ごせている
- 3がまんしづらい困る場面がたびたびあり、行動を変えることがある
- 4がまんできないいつも汗のことを考えていて、できないことがある
上の2段階(3・4)が重い側の目安です。この4段階は、日本皮膚科学会の診療ガイドラインに示されている HDSS(Hyperhidrosis Disease Severity Scale)の考え方に沿って、当サイトの言葉で書き起こしたものです。 ガイドラインの表そのものではありません。原文は 学会が公開しているPDF でご確認ください。
医師が確かめている観点
はっきりした原因が見当たらないまま半年以上つづいているか。そして、次のような特徴に当てはまるか。
- 1気になり出したのが若いころ(20代前半まで)
- 2左右どちらにも同じくらい出る
- 3眠っている間はおさまっている
- 4大量に汗をかく日が週1回以上ある
- 5家族にも汗の多い人がいる
- 6そのせいで生活に支障が出ている
当サイトが同じ観点を自分の言葉で整理したものです。対象になるのは、頭や顔・手のひら・足の裏・ワキの汗。 全身にわたる汗や眠っている間の汗は、この枠の外で考えられます。 医師が実際に用いている基準の正確な文言は 公式PDF をご確認ください。
汗の裏に別の原因があることもある
他の病気や薬に伴って汗が増えるものを「続発性多汗症」と呼びます。急に増えた汗ほど、まず確認する価値があります。
診療の流れも、まず「汗そのものの体質なのか、別の原因があるのか」を分けるところから始まります。 市販品をいくつも買う前に、一度この分かれ道を医師に見てもらうほうが結果的に近道になることがあります。
汗が増える背景になりうるもの
- ・甲状腺の働きが強すぎるなど、ホルモンや代謝の問題
- ・低血糖
- ・感染症や、熱が続く状態
- ・悪性腫瘍
- ・心臓・呼吸の病気
- ・神経の病気、けがや手術のあとの神経のはたらきの変化
- ・飲んでいる薬の影響
体の一部だけに出るものでは、神経の障害によるものや、食事のときに顔まわりが汗ばむものなども知られています。
よくある質問
HDSS(多汗症疾患重症度スケール)とは何ですか?
汗の量ではなく「日常生活がどれだけ妨げられているか」を4段階でみる、多汗症でひろく使われている考え方です。日本皮膚科学会の診療ガイドラインでも重症度を判断する方法のひとつとして示されており、上の2段階が重い側の目安とされています。このページの設問は、その考え方に沿って当サイトの言葉で書き起こしたもので、ガイドラインの表そのものではありません。正確な文言は学会が公開しているPDFでご確認ください。
このセルフチェックで多汗症かどうかわかりますか?
わかりません。これは診断ではなく、医師が確かめている観点に自分の状態を当てはめて整理するためのものです。診断は医師が行います。気になる症状があれば皮膚科などの医療機関にご相談ください。
汗が多いだけで病院に行ってもよいのでしょうか?
診療ガイドラインは、本人が困っていなければ治療する必要はなく、本人が希望したときに治療を始めるものだという立場をとっています。治療のゴールも汗をゼロにすることではなく、汗のせいで下がっている生活の質を戻すことに置かれています。困っているなら相談してよい、という考え方です。
出典
このページの設問・選択肢・判定の説明はすべて当サイトが書き起こしたもので、 上記ガイドラインの表や条文を転載したものではありません。参照した考え方の出典として挙げています。 正確な内容は原文をご確認ください。このページは特定の医療機関・商品をすすめるものではありません。これは診断ではありません。気になる症状があれば皮膚科などの医療機関にご相談ください。